サムネイルとは
サムネイルとは見本や見出し、プロフィールとして表示される小さい画像のことです。脱出ゲームメーカーでは下の画像の赤い印のところですね。
サム(thumb):親指
ネイル(nail):爪
というのが語源らしいです。言われてみれば、親指の爪みたいに小さい画像…かな?
サムネイルを意識したほうが良い理由
みなさんもネット上で動画やゲームなどを見つけた時に、実際にダウンロードするかどうかをサムネイル画像や説明書きなどで決めていると思います。
つまり、サムネイル画像が面白そう!楽しそう!と興味を引くような画像になっていればゲームを見つけた人が遊んでくれる確率が高まるというわけです。
例えば、下の画像のようなサムネイルのゲームが並んでいる場合、どっちがタップされやすいでしょうか。
当然好みはありますが、一般的には 左がタップされやすいと思います。なぜなら、「ゲームタイトル」と「ゲームに関連する画像」が表示されていて、ゲームの内容がひと目でわかるからです。プレイヤーにとってゲームの舞台と画像が好みかどうか、総じてこのゲームが自分にとって楽しめそうかどうかを判断する貴重な材料になります。
また、サムネイルがしっかりしているとゲームとしてもしっかり作られている、というアピールにもなるようです。
サムネイル画像の設定方法
脱出ゲームメーカーでは、サムネイル画像だけを設定する設定画面というものはありません。
「開始シーン」に指定した「背景画像」の真ん中あたり(下の画像参照)が自動的にサムネイル画像として表示されるようになります。
注意点
あれ!?開始シーンにあるはずの「電車の画像」がサムネイルに表示されてない!!
もしかして、「電車の画像」だけ、「シーン部品」として配置してるからじゃない?
シーン編集画面では正しく表示されているのに、サムネイルでは一部の画像が表示されなくなっていることがあります。脱出ゲームメーカーのシステム上、サムネイルで表示されるのは「シーン背景画像」のみです。シーンに配置した「シーン部品」は表示されませんので注意しましょう。
コツと裏技
サムネイル画像のプレビュー
サムネイル画像がちょうどよく表示されるように開始シーンを作ったんだけど、公開してみたらズレちゃってる…
そんなことってありますよね~
ゲームを公開する前にサムネイル画像がどう表示されるか確かめたいときは、作成画面のサムネイルが参考になります。表示される端末(スマホ、タブレット、パソコン)によって若干縦横比がずれることもあるようですが、作成画面のサムネイルを見ながら画像の位置を調整すれば一度公開して、画像を直してからまた更新して、という手間が省けると思います。
スタート画面とサムネイル画像を別にしたい
サムネイル画像には「電車からの脱出」ってタイトルを表示させたいけれど、実際のゲームのスタート画面は「電車内の背景画像」からはじまるようにしたいなあ…。
演出上の都合で、サムネイル画像とゲームのスタート画面を別々に設定したいこともあるはずです。
結構簡単に設定出来るのでご安心ください
では実際にやってみましょう!まず「サムネイル用のシーン」と「ゲーム開始シーン」を用意してください。そして、「サムネイル用のシーン」を長押しして「開始シーン」に設定してください。すると下の画面のようになっているはずです。
「サムネイル用のシーン」編集画面を開きます。左下の「開始時イベント」ボタンをタップして開始イベントを1行だけ入力します。入力に内容は「移動:ゲーム開始シーン」です。
これで設定完了です
え!?どういうこと??
これだけでサムネイル画像とスタート画面が別々になるの?
でも、プレイヤーは「サムネイル用のシーン」にいったん入って、その後移動するんだよね?「サムネイル用のシーン」が一瞬表示されたりしないの?
たしかにプレイヤーはいったん「サムネイル用のシーン」に居てそこから「ゲーム開始シーン」へ移動するのですが、アプリ内で一瞬で処理される出来事なのでプレイヤーからは「ゲーム開始シーン」しか認識できないようになっています。
このことを知っておくと、ゲーム作り上必要だけれど「表示されてほしくないシーン」を隠す目的でこの裏技が使えるようになります。
少し難しい内容の記事ですが、下の過去記事にも「表示されてほしくないシーン」について解説されているので興味あればぜひ読んでみてください。
NG行為
サムネイル画像で嘘を付いてはいけません。具体的には、タップしてもらうためだけに、作品の内容とまったく関係ない画像を設定することです。プレイヤーを騙してしまうことになり、信頼を失ってしまいます。気を付けるようにしましょう。
余談
必ずしもタイトルと絵が両方入っているのが良いサムネイルであるとも言い切れません。例えば、あえて真っ黒な画像だけで謎めいた演出にする方が興味を持ってもらえることもあるでしょう。
プレイ数アップのコツ、と記事に題しておきながら言うのもなんですが、プレイ数やいいねだけに執着せず…はじめのうちは自分の表現したいものを作ったほうがよいです。なにかを作って表現するのは楽しい、という気持ちはいつまで経っても創作への根源的な力であり続けるからです。
まとめ
- 少しの工夫で多くのプレイヤーに興味を持ってもらえます
- 開始シーンの一部だけが切り取られてサムネイル表示されるので、うまく表示されるように画像を作ろう
- シーン部品はサムネイルに表示されないので気を付けよう
次からはゲームの内容だけじゃなくて、サムネイルもこだわってみようかな。
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